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社会貢献活動
ハンセン病制圧事業への協力について
(2)チャリティーオークション他口による事業報告
ハンセン病問題がない世界をめざして
〜ハンセン病制圧活動・回復者の生活向上支援〜
第1期:2002年〜2003年実施
ミャンマー:保健スタッフの
フィールドワーク用自転車供与 500台
(5,050,500円)

中国:雲南省硯山県阿川鎮の
ハンセン病定着村における家屋建設と生活環境整備
(3,560,346円)
インド:タミルナドゥ州の定着村における回復者生活改善(共同井戸・トイレの整備)
    ジャルカンド州ランチ市の定着村内学校の整備
(総額 1,597,268円)
第2期:2004年〜2010年実施
制圧活動支援
“ハンセン病図鑑”インドネシア語・ネパール語製作:各1万部
(6,700,000円)
経済自立支援

インド:経済自立支援
(2,000,000円)

回復者がそれぞれの関心や能力によって雑貨店の経営、乳牛や羊の飼育、リキシャの車夫などを行い、経済的に自立できるよう支援しました。

エンパワメントワークショップ開催
インド :ハンセン病コロニー準備ワークショップ
中国  :国際尊厳の日ワークショップ
ネパール:女性エンパワーメント・ワークショップ
(総額 2,488,352円)
生活環境向上:“命の水”プロジェクト
中国    :広東省藤橋村水道延長工事
       広西省・湖南省・広東省・雲南省貯水整備
       広東省排水施設・トイレ修理
ガーナ   :クパンデ村井戸整備
ナイジェリア:オケバラ村井戸整備
インド   :ニルマラ防波堤増築
フィリピン :クリオン島貯水整備
ネパール  :中部の井戸ポンプ修繕(実施中)
(総額 3,500,000円)
第3期:2006年〜2010年実施
生活環境向上
中国:広東省定着村における家屋修繕
(346,698円)

シガンジャン村の住人は、平均年齢が68歳。高齢または障がいのために働くことが困難で、地方自治体からの生活補助金を受け細々と暮らしているため、家の屋根に穴が開いていても修繕することができませんでした。状況の悪い家屋(長屋)の屋根を剥がし、鉄とセメントで柱を補強し、内壁にシロアリ予防を施し、平らな屋根に付け替える工事を支援しました。
経済自立支援
ネパール:職業訓練・小額融資
中国  :広西省ニンミン村牧畜プロジェクト
(総額 1,827,595円)

ハンセン病の回復者が子牛40頭を飼育し、1年後に大きく育てたところで売却して利益を生み出すプロジェクトへ支援しました。回復者が自分達で出来る仕事で、現金収入を得て経済的な自立と、自分に対する自信が持てるようになりました。数十年に一度の干ばつがあり、時期を少し繰り上げ終了しましたが、3年間の利益は74万円、同省の活動と緊急医療費や村の家屋修繕などの公益費に繰り入れられています。
教育支援(2007年から2009年までの3年間)
インド:小学生から大学生
延べ498人
中国 :小学生から高校生
延べ232人
(総額 6,655,515円)
第4期:2008年〜2013年まで実施
生活環境向上
ガーナ:クパンデ村コミュニティホール整備

周辺の村人から病気による偏見・差別がなくなり、ホールは地域のみんなが集まれるよう、昼間は市場、夜間は成人教育の場、日曜日は会合の場として活用されています。
ガーナ  :ココフ村マーケット・トイレ整備
インド  :ビハール州洪水被害緊急支援
      ビハール州・ナガランド州家屋修繕
ネパール :西部の家屋建設・修繕、中部の家屋修繕と井戸ポンプ整備
ベトナム :クイホア家屋修繕
フィリピン:クリオン島ソーラーパネル整備
(総額 8,000,000円)
経済自立支援
インド、インドネシアで少額融資プロジェクト
(総額 1,968,832円)

堅実な生活基盤を築くため、個人またはグループが個々の特性や特色にあわせた事業を開始するための初期投資として使われています。
高等教育支援
2010年から2013年まで実施
インド   :350人
フィリピン :6人
インドネシア:6人
(総額 4,319,856円)
第5期:2010年〜2013年まで実施
生活環境向上
インド :ビハール州トイレ建設・井戸ポンプ設置
     ウェストベンガル州家屋修繕
     ワークキャンプ団体Namaste!による家屋修繕
ネパール:西部テライ地域の家屋建築と修繕
     ポカラ県の家屋修繕
ベトナム:クイホア療養所周辺の家屋建築
インドネシア:東ジャワ州ンガンゲットハンセン病回復者定着村で
       ワークキャンプ団体Leprosy Care Communityによる歩道整備やトイレ修繕

(総額 7,582,052円)
経済自立支援
インド   :南部回復者への少額融資
ネパール  :ポカラ県で少額融資と職業訓練
ミャンマー :ミンブ県、パコック県、サリン県、
       マグウェイ県、チャウクパダング県、
       ヤメティン県、ピェイ県、
       マヤンチャウング県の少額融資
        (豚やヤギなど家畜購入、養鶏施設)と
       ヤンゴン県の職業訓練のための少額支援
インドネシア:東ヌサ・トゥンガラ州4県での回復者への
       小規模起業資金の支援と指導
       (養豚や養鶏など)
(総額 4,854,819円)
第6期:2012年〜現在実施中
生活環境向上
ネパール  :ジャナクプール県の家屋修繕・井戸ポンプ設置
インド   :ワークキャンプ団体Namaste!による家屋修繕・ゴミ箱整備
インドネシア:ワークキャンプ団体Leprosy Care Communityによる歩道整備やトイレ修繕
ベトナム  :クイホア療養所周辺の家屋建築・少額融資 等
(総額 4,096,630円)
経済自立支援
ネパール:ポカラ県で少額融資と職業訓練
中国  :HANDA 回復者の社会的統合と経済発展プロジェクト
(総額 5,190,320円)
高等教育支援
中国  :7人
ベトナム:15人
(総額 1,284,963円)
 日本ボートレーサー奨学金の卒業生である中国のタオさんは、自分が皆さんから受けた高等教育という御恩を、いつか社会に返したいと願って来ました。

 大学卒業後の2012年の11月から、念願かなって、故郷のハンセン病回復村で子ども達に無料で勉強を教えています。
 自分が大学で学んだことを教えることで、子ども達に少しでも良い教育を与えられればと語ります。
緊急支援:フィリピン台風被害支援
(第6回委員会承認(2013年12月変更承認 - 2,000万円)
① 学校施設および水道施設の補修 (2,902,863円)
「2013年11月8日にフィリピンを襲った超大型台風により被害を受けた北パラワン州クリオン島の小学校2校と中高学校1校の修繕および中高学校水道施設補修の支援をしました。」
② 救急船の造船 (10,395,007円+約3,600,000円2015年末支出予定)
「クリオン療養所ならびに総合病院より、パラワン州北部での医療アクセスを可能とするために救急船造船の要請を受け、2014年12月より造船を開始しています。2015年7月中旬段階で85%完成しており、2015年11月頃に完成予定です。完成後のメンテナンス費用はこの救急船を活用予定の4島からの資金補助によって賄う予定のようです。」
第7期:2014年〜現在実施中
緊急支援:ネパール大地震緊急支援
(1,828,580円)
「2015年4月25日にネパール東部でのM7.4規模の大地震を受けて、ハンセン病回復者団体であるIDEAネパールを通して被害の大きかった震源地近辺5郡のハンセン病患者・回復者とその家族100世帯に対して1世帯当たり16,000円程の支援金供与を2015年5月にボートレースチャリティ基金委員会の委員全員の承諾を得て、実施しました。」
生活環境向上
(359,713円予定)
インド   :ワークキャンプ団体Namaste!によるハンセン病コロニー村でのゴミ箱整備
インドネシア:ワークキャンプ団体Leprosy Care Communityによる東ジャワ州のハンセン病回復者定着村での温泉整備と中央ジャワ州ハンセン病回復者定着村での道路状況改善及び住宅地の堤防整備
経済自立支援
(2,500,000円予定)
中国:HANDA回復者の社会的統合と経済発展プロジェクト
★ネパール大地震緊急支援詳細★
 2015年4月25日にネパール東部でM7.4規模の大地震が起きました。この地震による死者は約8800人、負傷者は2万人以上でした。
 この地震直後にハンセン病回復者団体であるIDEAネパールは被災地を巡回し、ハンセン病患者・回復者やその家族がこの地震により生活に困難を窮しているという状況を確認しました。彼/彼女らは、もともと差別のために、少人数でかたまって村や町から離れた非常に不便な場所で暮らしているために地震直後に各地で被災者支援が始められていても支援は届いていなかったのです。よって、IDEAネパールは、彼/彼女らのために当財団へ緊急支援を要請してきました。
 この要請を受けて、被害の大きかった震源地近辺5郡のハンセン病患者・回復者とその家族100世帯に対してボートレースチャリティ基金から1世帯当たり16,000円程の支援金供与をさせて頂きました。
 IDEAネパールは早速この支援金を届けに各地を回り、支援金を受け取った人々の感謝の気持ちを伝えてきてくれています。支援金供与は、復興期に入るまでの緊急支援なので家屋や家財等を失った人たちが当面必要な食糧や飲料水等を買うために使われております。

収支報告
~尊厳ある人生をめざして~
自立した生活と、生活の質の向上
自立した生活
 定着村に暮らす回復者やその家族の多くは、ハンセン病の後遺障がいや偏見のために定職を持つことが出来ず、物乞いや日雇いの肉体労働などでわずかな収入を得たり、慈善や福祉に頼って生計をたてています。
 回復者やその家族が、社会の一員として、生産的かつ尊厳ある人生を送るために、小規模の起業融資が必要とされています。これは堅実な生活基盤を築くために、個人または回復者のグループが個々の特性や地域の特色にあわせ事業を開始するための初期投資として使われます。

 慈善を受けるのではなく、自らの労働や努力で経済的な基盤を確立することで、これまで各国で数々の回復者が自信と誇りを取り戻してきました。起業の例としては、個人対象融資では牛を購入しての牛乳販売、ミシンを購入しての仕立て屋、グループでは養豚や養鶏、織物工場などがあります。
生活の質の向上
 定着村に暮らす回復者とその家族の生活環境は厳しく、栄養失調や、崩れかけた家屋に住むなど、人間の基本的なニーズである衣食住も十分に確保できていない状況にあります。

 これまでにも生活用水の確保や、安全な家屋の建築、洪水などによる緊急支援を行ってきましたが、回復者やその家族が人間として最低限の暮らしができるようになるためには、まだまだ多くの支援が必要とされています。村に井戸があっても老朽化して使えない状況にあったり、定着村に学校はあるが教室の数が十分でないため子供が学校に通えない、体の具合が悪くても病院に行くお金がなかったり、回復者ということを理由に病院で診察を拒否されたり、村から町まで遠く移動手段がないため行けない、など各地でさまざまな支援が求められています。

協力先:インド、中国、ベトナム、
    インドネシア他とアフリカの回復者支援グループ
中国HANDAによる回復者の社会的統合と経済発展プロジェクトの進捗
1996年に、回復者自身によるNGO、IDEA(共生、尊厳、経済向上を目指す国際ネットワーク)の中国拠点としてHANDAは設立されました。設立以来、推定25万人とされる中国のハンセン病回復者の自立と社会復帰のために、経済的自立支援、教育支援、発言の場の確保など、多岐にわたる活動を活発に展開してきています。効率的で透明性の高い運営が評価され、2010末には中国国内の優秀なNGOに送られるワン基金(One Foundation)のPhilanthropy Star賞を受賞しています。
 このHANDAが将来的により持続可能な運営が可能となるように、そして回復者自身がより自立した生活ができるように、第6期からチャリティーオークション他口より経済自立支援として、中国におけるハンセン病回復者が収入創出能力を高め、市場への公平なマーケティングネットワークを構築し、生計を向上させ社会経済的状況を発展させるという目的の元に実施されている事業を支援しています。
 2014年の事業の対象は、広東省の回復者村69村のうちの1村と雲南省の回復者村129村のうち8村の合計260人でした。
<活動結果>
 まだ開始して間もないため、コミュニティの活動はかなり活発とは言えないものの、徐々にそれぞれが積極的に活動するようになってきました。2014年度は、HANDAと村民たちとの協力により、500キロの蜂蜜を生産・販売し、RMB48,570(約95万円)の収入を得ることが出来ました。これは、1年間で大変な努力を重ねて、市場で高値で売れる質の高い蜂蜜を作った結果です。この売上のうち半分はHANDAに運営費として渡され、5人の各蜂蜜生産者はRMB5,000(約10万円)を得ました。また残りの10万円弱は、コミュニティファンドとして村の人たちが共有で使えるファンドとして保管されることになり、村の人たちの商業活動を将来に渡って支えていくような仕組みとなっています。
 マーケティング活動も活発に行っているため、2015年度はより多くの収益が見込まれますが、より持続的に確実に収益を上げて回復者自身が自立して生活が可能となるように、2015年度も支援を継続予定です。